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草の根文化の苗床

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勉強会 「私」からはじめる仕事づくり

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5月30日(土)14時〜16時こぐま座(〒069-1317 北海道夕張郡 長沼町東2線北9 電話 0123-88-1765)にて 参加費 500円
以降、参加者のご都合も考慮しながら、月1回のペースで行う予定。

自分の好きなこと、才能、そのために自分は生まれてきたと思えることをかたちにして、自分の仕事をつくり、それで生活してみたい、・・という人のための勉強会です。セミナーではありません。というのも、主催者私自身、それをはじめたばかりの初心者。
人と違うところといえば、自分を実験台にして、これについて本を書きたいと思っていて、すでにうまくいってる人に取材したり、関連書を読みまくっているくらいです。
セミナーというより、経験やアイデアを持ち合ったり、励ましあう会です。

すでに自分の仕事、始めていますという人も大歓迎。よろしければ、ご自身の経験、その途上で学んだこと、これからそれを始めたいという人たちに言いたいことを、きびしい話もふくめて言いたい放題、シェアしていただければ、うれしいです!

ただ、おしゃべりだけに終わらないように、しっかり、体系的に勉強する部分も、取り入れればと思っています。
その材料として、とりあえず、私がまずはこれから出発したいと思っているのは、
一昨年、アメリカ西海岸に滞在中に私が出会い、その世界に魅惑されてしまったバークレーのCafé Gratitude (感謝のカフェ)のオーナー、エンゲルハルト夫妻による自己実現系の仕事づくりメソッドです。

彼らのメソッドを一言でいえば、徹底して「自分の存在」で勝負すること。

ふつう仕事ができる人といえば、到達目標を決めてそれに向かって猪突猛進。
スケジュール帳を真っ黒にして、処理したことは✔︎マークを入れ、ノルマを着々とこなしていくイメージがありますが、エンゲルハルト夫妻にとって、仕事は、「する」doものではない。自分を「演じる」actもの。
だから、いくら頑張るといっても自分を見失うような仕事の仕方をするのは禁物なのです。

でも、ふつうの仕事とはまったく別のところでとても厳格で、
常に自分の存在を高め、磨き、クリアに保つ努力をおこたらないようにしなければなりません。

その方法の一環として、Café Gratitudeでは、100人を超える全従業員が、過去の思いこみ、怒り、傷を洗い流す「クリアリング」という一種の対話セラピーを行うことで、毎日をはじめるのだそう。この時給換算すると、この「クリアリング」のために、彼らの売り上げの三分の一にあたるほどのコストがかかっているのだそうだけど、
そのおかげで、店員すべて魅力的で個性的。いかにもしあわせそうで、私も虜になってしまった、カフェの雰囲気が生まれています。

ちょっと変わっていますが、画一的であればよしとする大量生産、消費時代が終わりを告げ、個性、才能が一番の資源とされる脱産業、情報化社会へ突入した今、ある意味、時代の最先端をいくものだと言えるかもしれません。

エンゲルハルト夫妻は、実際、このメソッドで大成功をおさめ、Café Gratitudeは今やカリフォルニアに7店舗展開。そこに安全な野菜、果物を供給するための2つの直営農場を持つまでになっています。
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そのエッセンスは、別に飲食店経営を考えていなくても、あらゆる仕事で応用可能です。『聖なる商い』(Matthew & Terces Engelhaft: Sacred Commerce, North Atlantic Books, Berkeley, 2008)という未邦訳の本にそれがまとめられています。しばらくは、この本の内容を、私、堀田が日本語でまとめたテキストを用意します。
というわけで、この会は、2つの部分からなることになります。
一つ目は、この種のテキストを勉強しながら、内容を話し合う部分
もう一つは、仕事について、お金について、自分の経験、思うことを持ちよる部分。

まずは、お気軽にいらしてください。問い合わせは、堀田まで。ご連絡いただければ、事前にメールで、第一回テキストをお送りすることもできます。

堀田 真紀子 makikohorita@gmail.com  電話 090 9523 4072
1994年〜2015年、北海道大学大学院で教鞭をとる。専門は芸術の社会機能。
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by makikohorita | 2015-05-13 21:02 | ギフトとしての仕事
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人を、社会を動かす文化発信力を鍛えるには? スピリチュアリティ、アート、アクティビズムなどについて、調査、実践してわかったこと、日々思うこと。


by 堀田 真紀子
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