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草の根文化の苗床

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天職は贈りもの

 自然の中を見渡すと、実際すべてのものが、桜は桜、梅は梅になるというふうに、本質をまっとうすることで、
 自分を贈り、他の命のためになるのが、自然の原理だというのも見えてくる。
 それとちょうど同じように、私たちも、自分の本質を実現する天職をまっとうするのが、ほかの人に対しても、宇宙に対しても、一番の贈りものをすることなんだ。
 
 例えば、私は私の本質と思われる、文章書きをする。それを本当に命がけでやって、贈る。

 そのためにたくさんの人のお世話や犠牲の上で生きてる。命がけで天職をまっとうすることでそれも贖われると思う。

 それを「奉仕」と呼んでもいいけれど、そうすると、自己犠牲的なニュアンスが強くなりすぎる気がする。
 自分の本質をまっとうすることは、その人にとっても周りの人に取っても祝福なのだから。もっと晴れやかな言葉がふさわしい。

 といっても、自分の本質を展開することだけが眼中にあるわけでもなくて、その時その時の状況で、それをどう生かせるか、考えてる。
またそれを受ける人に喜んでもらえるように、努力もしてる。
そうした調節をたえず行うおかげで、
「自分のため」と「人のため」が一つになり、
それぞれがその本質をまっとうしながら、互いが互いの役に立つ
生態系の調和も、社会にみなぎってくる。

 そんなことを考えるにつれ、
やっぱり「贈りもの」という言葉が、このようすを言い当てるのに、ぴったりだってことがわかる。
そうすると、それが心底自発的に、愛をもってなされたことや、
その行為全体にみなぎる祝福、晴れ晴れしさも表現できる。
贈りものは何と言ってもお祝いに欠かせないものだから!

特に英語のgiftという言葉は、天与の才能という意味もある。
天与の才能を伸ばすこと自体が、世界への贈りものだということをあらわすすばらしい言葉だ。
by makikohorita | 2015-04-27 12:30 | ギフトとしての仕事
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人を、社会を動かす文化発信力を鍛えるには? スピリチュアリティ、アート、アクティビズムなどについて、調査、実践してわかったこと、日々思うこと。


by 堀田 真紀子
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